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康二の車、助手席___
時々その横顔をチラ見してみるが、表情がよく伺えない。
片手でハンドルを握るゴツゴツした男っぽい手からは色気が溢れすぎてて…
膝に置いてた手にキュッと力が入った。
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「どうぞ」
マンション高層階の部屋。
センスのいいインテリア。落ち着いた間接照明。
床にあまり物が置かれてないせいか、すっきりとして空間に奥行きがある。
" 康二くんはプライベートはかなり2枚目 "
何かの番組でラウールが言っていたのも頷ける。
かぶってたバケハを取ると髪がサラリと流れて。
少し跳ねた髪を綺麗な指先でなおす仕草をつい、目で追ってしまう…
「ん?」
目が合った。
「ここ座ろか」
肩を押され、ソファに座らされた。
すぐ横に康二も腰を下ろす。
.
.
顔を覗き込まれ、見つめあう。
クスッと笑ったけど、すぐに真剣な顔つきになる。
いつもと違う空気感。膝に置いてた手に思わず力が入る。
スッと伸びてきた手がAの手に重なった。
「俺、Aちゃんが好きだよ」
逸らすことなくまっすぐ見つめる目。
「ずっと一緒に居たいねん」
手のひらが頬に移動してきて、その指先が唇をそっとなぞる。
「………ッ」
ピクンと身体が跳ねた。
「好きやで…」
囁くような声
切ない目で見つめられ
「わたしも…康二くんが好きです」
目を閉じると
.
そっと唇が重なった。
.
角度を変えながら、やがてそれは深くなって
「…ん…っ」
吐息が
「ふぁ…ッ…」
息づかいが激しくなってく
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「ベッド行こか」
康二はAを抱き上げた。
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*****
この続きが「妄想部屋」になる訳です。
ここでは書けない内容なので…
ミズ
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時