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@…9 ページ11
？？？side
……ｺﾄﾝｯ
このタイミングで"これ"をやるのは
さすがに可哀想が勝っちゃうな…
そう思いながらも今日も想いをつづった手紙をポストに入れる。
帰ってからメールの文章も考えなくちゃ。
彼女へやることが多くて幸せ。
家に帰って自室に入れば愛しの彼女の写真が沢山。
俺の近くにいない時の写真も、
友達と笑いあってる時の写真も、
俺とのツーショット写真も……
赤ちゃんの時の写真だってある。
彼女の全てを知っている。
多分この愛に勝てる人は一人もいない。
ずっと彼女を目で追って触れたくて仕方なかったのに
これでも我慢した方だと思う。
なのになんで俺じゃなくて毎度毎度クソみたいな男に落ちてしまうのか。
こうなってしまったのも彼女のせいなのかもしれない。
魅力的で、優しくて、気配り上手で、礼儀正しい……
彼女に優る女性は多分この世に居ないだろう。
どう足掻いてもこの立ち位置から抜け出せないのなら、
いっその事
弱くなってるところに漬け込んだ方が
"いい落とし方"だよね？
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作者名：蒼空 | 作成日時：2024年3月10日 17時
