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@…1 ページ2

・Aside


パソコンのキーボードを叩く音と、
マウスをカチカチとクリックする音。
取引先からの電話のコール音
全てがいつも通りだった。

あれ(・・)を感じるようになったのはいつからだっただろうか。




部長「楠木、この資料どうなっている?」



『こちらですね……確認します。
この資料A社にもう提出済みです。A社に確認も取れています。』



部長「わかった。ありがとう。」




取引先A社…最近取引先になった会社で、
幼なじみの亮平が働いている会社。

久しぶりに亮平に会いたくなってきた。
幼なじみ兼親友と言っても会うのは月に1、2回。
最近は亮平側が忙しくなったこともあって、1、2回も会えてるのかが微妙な状態。

あの話以降も会えていない____




部長「楠木、A社の件だが、
君に一任したいと思うんだが、いいかね?」



『かしこまりました。謹んでお受け致します』



部長「一任した日に悪いのだが、A社に菓子折を持って一任した旨を伝えてきて欲しいんだ。
ひとりじゃ不安だろうから、佐久間くんにも付き添ってもらいなさい。」




佐久間さん、、
確か営業部の次の部長候補の人だよな…
仕事もテキパキしていて、営業成績もトップクラスで、
いつも笑顔でいるけど裏がありそうで
少し怖いイメージがある。

部長から呼ばれたのか笑顔で「分かりました〜!」と
言っている姿にすごく驚いた。
そんな驚きと裏腹に佐久間さんは「行こう?」と先陣を切って歩いてくれる。

もしかしたら

意外と優しいのかもしれない。

@…2→←Prolog



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作者名:蒼空 | 作成日時:2024年3月10日 17時

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